2011年01月08日

新年会に世代間リレーを見る

毎年、1月の第2土曜日は、我々が住むご近所10軒で組の新年会を行う。ここのところ10年以上近くのとんかつ屋で行ってきたけど、久しぶりに会場を替えて寿司屋に集まった。料理が美味しかったのはもちろんだけど、普段殆どお話しする事がない方達と、ゆっくりお話できたのがとても楽しかった。近所同士であっても、昼間はそれぞれの勤めや生活が中心で、年配の方々を除けば我々世代は殆ど共働き。従って日頃から親しく交流しているのは一部の人達に限られてしまう。年に一度とはいえ、こういった交流をする場があるのは嬉しい限り。

盛況のうちに寿司屋を出ても、それだけでは物足りない面々が我々夫婦を含めて3組。場所をやはり近所の中華屋に移して呑み直し。ホルモン、餃子、レバ刺しと、週末の宴フルコースを堪能しながらあ~でもないこ~でもないと2時間。どこのお宅も旦那さんは奥さんの尻にしっかりと敷かれているのが解り、何故かホッとする23時半。婿の立場でここに住んで19年。こうやって時間をかけて土地の人間になっていく事と、古くから住む親世代の方々との距離感の近さを感じて安心と責任を感じた夜だった。

ここ数年の傾向で、今まで組の中心を成してきた年配者たちの出席が減り、息子・娘世代にバトンが渡されつつあり、そしてそれは我が家へも影響を与えていたようだ。早くに義父を亡くした事から、毎年義母と私とで出席してきたのだが、今年は体調が優れないことも重なったため、初めて私と女房とで出掛ける事になったのだ。もともと引っ込み思案な女房も、出掛けてしまえば楽しんで交流した様子で良かった良かった。普段、近所やその付き合いの様子がわからない旦那衆としては、奥さん同士が仲良く交流しあってくれるのが何より安心する。いい機会になったんじゃないかと思っておるのよ。

家庭でも企業でも継承のタイミングや方法は難しい。受け継ぐ側では中々そのタイミングを決める事が出来ないから、自ずと引き渡す側がいつ渡すかという決断になっていく事が多いと思う。と同時に今まで持っていた(守ってきた)物を手放して後進に渡す勇気は大変な事だろう。陸上競技のリレーと同じように、バトンゾーンを並走している間にしっかりと受け渡しを済ませ、渡す側は先々にバトンが受け継がれる事を信じ身を引く。そして受け取った側はその責任を背負い次の走者に受け渡すまで走り抜く。そんな信頼で繋がった世代リレーを上手に行っていきたいものだと強く感じた。




あんしんボスのONとOFF!
 最後のバトンの渡し方がその人の生き様にもなると思うあんしんボス 
 引き際の美学ってあるのかな?難しいね。
   by 影山 @ あんしんビジネスサポート株式会社 @ 富士市厚原


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Posted by あんしんボス  at 23:56 │Comments(0)伝えたいもの

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