2011年08月14日

コーチ・カーター

先日、7月31日の事だけれど、静岡ファシリテーション研究会を開催しました。2週間前の告知に関わらず、6名の方の参加をいただき、嬉しい限り。せのちゃん、くりちゃん、チカちゃん、おぶっちゃん、なかちゃん、そして私。皆さんありがとうございました。

今回は、今までにない試み。今まではワークを設計して、それを研究会の場でワークショップとして展開していたけれど、少し趣向を替えて、映像を素材にした研究会を開催。あるテーマに沿った映像を皆で鑑賞して、テーマに沿って掘り下げてみようという内容にしてみたのですよ。取り上げた作品は「コーチ・カーター」。2006年に映像化された実話。ある高校のバスケットボールチームとそれに関わるコーチの話。

テーマは「リーダーシップとファシリテーションシップ」。コーチが見せるチームとの関わり方から何を感じるか、参加メンバーで話し合ってみようという内容。単純な感想披露にならないように、少し振り返る時間を設けて、メンバーの思いをシェアしたり、深めたりという展開。私はそれをファシリテートさせてもらったわけ。

メンバーの皆は、この作品自体にとても興味を抱いて鑑賞してくれて、多くのシーンで各々の感想があった様子。
「このシーンではコーチは強いリーダーシップを発揮していた」
「あの瞬間からチームへの信頼が生まれた」
「最後の試合での信頼関係は・・・・」
振り返りの時間だけではそのすべてを披露できないほどに、多くの事を感じてくださっていた。・・・筈。

・・・筈、というのが私自身の大きな反省点で、やり方によっては、感じた事をもっともっとたくさん披露してもらえたかもしれないと、フィードバックをもらったのだ。大きなグループで話し合いをするよりも、小さなグループに分けて、濃く話し合ってもらう方法もあるという事を。私は全員で話し合いをしてしまったのよ。片方には、小さいグループでは話しにくいというメンバーの声もあったので、どちらかが正解という事ではないだろうけれど、折角なら一人一人に、思いを出し切ってもらい、言い残しが無いようにしたかった私としては、ここは大きなポイントになりそうだよね。もっともっと場を見て関わらなければいけないんだね。

また、途中メンバーから、相当な自己開示があったに関わらず、ファシリテーターとしてその瞬間を取り扱う事が出来なかったのが悔やまれる。テーマに沿った展開を意図するあまりに、目の前で起こった事に対してついつい流してしまっていたのだろう。一部メンバーが、それを拾いなおしてくれた事で、私としてはそれに気付く事となり、開示した本人は少し救われた瞬間になったのではないだろうか。はぁ、まだまだだわ、私。

その瞬間ごとに場が動き続ける話し合いをファシリテートするのは、創られたワークと違ってとてもLive!。ワークとは一味違う難しさと、そこから気付く醍醐味の両方を味わう事が出来た感じ。参加してくれたメンバーは、消化不良気味だったかもしれないなぁ。それに反して私としてはとてもいい経験をさせていただいた。「今・ここ」を意識し続けないと、時って奴はあっという間に過ぎていってしまう。まさにLiveだ。




あんしんボスのONとOFF!
 ファシリテーターって難しい面もあるけれど醍醐味があると思うあんしんボス
 皆!やっぱりこちら側のほうが楽しいぜ!どうせなら見るより踊る阿呆だ。
   by 影山 @ あんしんビジネスサポート株式会社 @ 富士市厚原


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Posted by あんしんボス  at 21:14 │Comments(0)ファシリテーションの妙

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